蚕蟲祭-蟲神器富岡製糸場ノ陣-にイベント出展しました
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Researcher
- 木村 健人
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研究員 2009年入社
経営企画部webマーケティング課専任課長
シロアリ・木材腐朽菌に対する防蟻・防腐薬剤性能評価、木材保存について在学中に携わる。 2009年テオリアハウスクリニックに新卒入社。 数千件のシロアリ調査および駆除工事に従事。趣味はシロアリ飼育。
interview7月25日・26日に開催された、蚕蟲祭と白蟻専科のコラボイベント。無事に終了することができましたので、その模様をさくっとお届けします!
「遠くて…」「用事が重なってて…」という方にもどんなイベントだったかをお伝えできれば幸いです!

会場の富岡商工会議所。ガラス張りの建築デザインが目を引く。
蚕蟲祭と白蟻専科
まず、そもそもなぜ蚕蟲祭で白蟻専科がお手伝いさせていただくことになったのかと言うと、もちろん蟲神器があってこそではありますが、それ以上に「建築物」という点での結び付きがあったからです。
世界遺産・富岡製糸場をはじめとした文化財を守る取り組み。そして、建物をシロアリ被害や腐朽から守る私たち白蟻専科の活動。そんな「建築物を守る」という共通点から、今回のコラボレーションが実現しました。

そこで、今回の展示では、「建築物とシロアリ被害」をテーマに、被害材を中心に、シロアリについて全く知らない人にも伝わるように「シロアリの本来の役割」から「建物から見たときのシロアリ」までを解説した展示をすることにしました。

重さの違いを体感できる展示

アメリカカンザイシロアリの糞を観察する展示
広い会場ということで、展示スペースも大きく取れるため、触って体感できる展示も用意。
特に、正常な木材とシロアリに食べられた木材の比較コーナーでは、多くの方が
「え、こんな軽いの…?」
「軽…!!」
と驚かれていたので、インパクトは大きかったかも知れません。

シロアリの大きな巣
その他、いつも展示しているシロアリの巣や、白蟻専科で管理しているシロアリ生体の展示なども用意。

ネバダオオシロアリの生体展示
とりわけ、蟲神器の最新弾に収録予定の「ヤマトシロアリ」は、皆さんの興味も大きいようでしたが、あまりの小ささに、
「どこにいるの…?」
「見えない…」
「小さい…!」
といった声も。

ヤマトシロアリの展示(手前の小さなケースに生体が入っている)
シロアリの展示は、汚れなどが起きやすく非常に難しいのですが、ヤマトシロアリの展示方法については、改めていい方法を検証していきたいですね。
また、今回は「蟲神器」のイベントでもあるため、シロアリ以外にも、東京から富岡まで運搬可能な珍しい「アリ」を展示しました。

今回の展示で大人気だったミツツボアリ

ミツツボアリの巣
ミツツボアリやサシハリアリ、クロオオアリ、クロヤマアリといった蟲神器でお馴染みのアリから、日本で展示生体を見るのが非常に難しい「サハラギンアリ」や「キバハリアリ」などのアリも展示。

サハラギンアリ

キバハリアリ
アリはシロアリとは分類上まったく異なる昆虫ですが、どちらも社会性昆虫という共通点があります。シロアリと同じ社会性昆虫として、今後の展示でも紹介していければと思います。
体験企画も開催
展示をした2日間のうち、計4回開催したのが、「シロアリの道しるべフェロモン」の体験会です。

シロアリの説明をする田中さん
シロアリは眼が退化していますが、「なぜ行列を作って集団行動ができるのか」を油性ボールペンを使って参加された皆さんに実験してもらいました。
実は、一部の油性ボールペンの揮発成分はヤマトシロアリの道しるべフェロモンに似た物質が使われており、これを道しるべフェロモンと間違えたシロアリが線を辿って行列で歩くのです。

ボールペンで線を書いて実験する様子

計23組の方にご参加いただけた
小さなシロアリたちが、線の上を歩く姿に参加されたお子さんから大人まで皆さん興味津々。時間を忘れて絵を描く姿を見られたのは、蚕蟲祭でイベントを開催してよかったなと思えた瞬間です。
この体験が、昆虫やシロアリに興味を持つきっかけになっていたら、とても嬉しく思います。
蟲神器対戦も
当日は、蟲神器交流会としてフリー開放されている富岡商工会議所の一部を使って展示をしていたため、展示と合わせて蟲神器の対戦会も実施しました。

弊社の蟲神器部「蟲主の會」とオリジナルシールをかけたイベント対戦では、上級者からお子さんまでご参加いただき、少しだけ私も対戦を担当。
始めたばかりのお子さんもたくさん参加されており、私たちも始めたころを思い出しながら蟲神器をプレイすることができました…!
ちなみに、蟲主の會の戦績をまとめていませんでしたが、私個人では、恐らく11勝4敗くらいだったと思います。
白蟻専科オリジナルグッズの販売も
今回のイベント物販では、これまでのシロアリのアクスタやシールに加えて、カードゲームでも使用可能なプレイマット(デスクマット)やアクリルコインも新たに制作。

シロアリのキャラクターが描かれた特別デザインプレイマット
スタッフの間でも「売れ残ったら自分たちで買いたいね」と話していたほど気合いを入れて制作したプレイマットですが、嬉しい誤算で完売してしまうなど、大盛況で終えることができました。
イベントを終えて
終わってみると、2日間でのべ191名の方にご来場いただき、想定以上の皆さまに足を運んでいただけ大感謝です。

2日目の午前中の会場内
来場いただいた方に話を伺うと、四国や関西、北陸、東北など全国各地から来ている方がたくさんいらっしゃり、私たちもびっくりするほど会場内は蟲神器の熱気に包まれていました…!
そして、2日間を通して感じたのは、「シロアリって意外と面白いんだね」という言葉を本当にたくさんいただけたことです。
私たちが普段向き合っているシロアリは、住宅に被害を与える存在である一方、自然界では森を支える大切な役割も担っています。だからこそ、建物を守る仕事をしている私たちだからこそ伝えられる「シロアリの本当の姿」があるのではないかと、今回改めて感じました。
ご来場いただいた191名の皆さま、本当にありがとうございました…!

蚕蟲祭は8月31日まで開催されています。富岡製糸場を訪れる予定のある方は、ぜひ蚕蟲祭のイベントにも足を運んでみてください。
そして白蟻専科も、これからさまざまなイベントや展示を通して、シロアリの面白さやシロアリ防除について発信していきたいと思います。またどこかの会場でお会いできることを楽しみにしています。
蚕蟲祭(さんちゅうさい)とは
世界遺産である富岡製糸場とのコラボイベントとして、DAISOオリジナルTCG「蟲神器」をテーマに開催されるイベントです。2025年7月に第1回が開催され、今回で3度目のイベントとなります。
蚕蟲祭公式Xアカウント
蚕蟲祭公式ウェブページ
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