インタビュー インタビュー

木材の保存を通して、
持続可能な社会に貢献

木村 健人

研究員

2009年入社

経営企画部webマーケティング課専任課長

シロアリ・木材腐朽菌に対する防蟻・防腐薬剤性能評価、木材保存について在学中に携わる。2009年テオリアハウスクリニックに新卒入社。数千件のシロアリ調査および駆除工事に従事。趣味はシロアリ飼育。

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Interview

これまでのこと

大学では新規防蟻剤の性能評価や、木材腐朽菌の培養などを研究対象としていました。これらの研究を通して得たのが、「木材の保存、つまりは二酸化炭素の固定によって持続可能な社会に貢献したい」という想いです。そしてシロアリ防除における「できるだけ長く住宅を保存したい」という想いが、私の抱く社会貢献への想いと合致し、仕事として携わりたいと決意しました。

入社後7年間は現場に立ち、シロアリ防除工事・調査など、数千件の案件を担当してきました。中でも印象的だったのは、築300年近い重要文化財指定のお屋敷です。入社直後に補佐として見学し、さらに数年後のメンテナンスでは実際の施工を担当させていただきました。自分自身の成長を感じると共に、「歴史的建造物を守る」という大義に携わることができた、忘れられない経験となりました。

インタビューの様子 インタビューの様子

現在のこと

その後経営企画部に移ってからは、webマーケティング全般の業務の他、弊社の運営するYouTubeチャンネル「シロアリ駆除Channel」にて、動画発信も行っています。長年シロアリと向き合ううち、駆除する立場ではあるものの、今ではシロアリのことが好きになってしまいました。種によっては拡大してみると目のような黒い点があり、動きもゆっくりでかわいささえ感じます。休日には白蟻専科メンバーの田中と山に出かけ、プライベートでシロアリ採集を行うこともあるほどです。

職務上防除を完遂することは当然ですが、この「好き」という気持ちから伝えられる情報もあるはずだと考えています。例えば、シロアリが木材を食べるという行動は、「木を分解して土に還す」という自然の摂理に従った行為。多様な気づきを得るため、視点の柔軟な切り替えは今後も忘れずにいたいと思います。

伝えたいメッセージ

普段から心がけているのは、誠実であることです。白蟻防除という仕事は直接お客様の家にお伺いすることが前提であるため、訪問営業の印象が強く、不信感を抱かれることも往々にしてあります。だからこそ、偽りなく正しい情報を正しく伝え、お客様に後悔のない選択をしていただけるよう努めています。白蟻専科では、情報を明確に伝えることを念頭に、検証実験やシロアリの生態のみならず、現場からの生きた情報を伝えるコンテンツも公開していきたいです。

持続可能な社会の実現が叫ばれる昨今、シロアリ防除が果たす住宅の長期保存という役割は、大きいものがあると自負しています。学生時代に抱いた「木材の保存を通して持続可能な社会に貢献していく」という使命を貫き、今後も真摯な情報発信を続けていきます。