正しい情報を
正しく伝え、
シロアリの面白みを広めたい
- 七海 里枝
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研究員
2008年入社
管理課
大学では木材害虫および森林昆虫を専攻し、菌食性昆虫の生態研究を行う。2008年テオリアハウスクリニックに新卒入社。シロアリをテーマとした漫画を執筆し、(公社)日本しろあり対策協会の展示会に出展協力など、異色の経歴を持つ。
Interview
インタビュー
これまでのこと
大学では森林学科を専攻し、研究テーマは“左右非対称の角を持つゴミムシダマシの、非対称の角を持つ理由”でした。虫に対する好奇心は子供の頃から強く、シロアリなどの社会性昆虫について学ぶ機会も多々ありました。
就職にあたってはこの興味を活かすことを考えており、当時の社名「関東白蟻防除株式会社」(現:株式会社テオリアハウスクリニック)のストレートさに直感的に親しみが湧いた、というのが入社の大きなきっかけです。木造住宅の長期保存に貢献できる点も非常に魅力的でした。無事入社後は社内システムのメンテナンスや、チラシなどの販促物作成を一貫して担当しています。
現在のこと
私が働くオフィスでは実験用のシロアリが飼育されているので、常にその存在を身近に感じてきました。案件の現場写真を目にする機会もあり、空き家となって数年経つ住宅の畳が大きく窪み、床板が落ちているのを見た際には「人が住まなくなった建物ではこれほど急速に被害が進むのか」と驚きました。
販促物などの“ものづくり”を担う立場としては、「正しい情報を正しく伝えていく」ことは決して忘れてはならないと思っています。直接住宅にお伺いするシロアリ防除という仕事柄、信頼性を損なうことはあってはなりません。今出来ているものがベストだと思わず、「昨日より良いものをつくる」ということを強く意識しながら、誠実な発信を続けていきたいです。
伝えたいメッセージ
白蟻専科のメンバーは、自分の「好き」を極めた研究者肌な人が多く、そんな個性的なメンバーに参画できたことを嬉しく思います。
私自身が白蟻専科で伝えていきたいのは、生き物としてのシロアリの面白みです。こんなに小さな身体で巨大な建物を蝕んでしまうシロアリの力には驚嘆しますし、その生態は知れば知るほど興味深いものがあります。他にも、シロアリと共生している虫の紹介も取り上げたいコンテンツの一つです。記事の表現方法も工夫し、イラストを用いてわかりやすく伝えるなど、私なりの発信方法でみなさんに正しく面白い情報を伝えていきたいと思います!