インタビュー インタビュー

環境に配慮した
防除を
完遂する
プロフェッショナルで
ありたい

橋本 実樹

研究員

2007年入社

DX 推進室 専任課長

埼玉県で初のクマゼミの採集実績あり。大学では昆虫類、主にセミ類の分布調査に携わる。2007年テオリアハウスクリニックに新卒入社。熱海起雲閣で床下ロボット調査、代々木能舞台や国際子ども図書館の駆除など経験。趣味はハチや魚類の採集、飼育。

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Interview

これまでのこと

小学生の頃にはアシナガバチを巣ごと飼育し、「昆虫の気持ちがわかる」という実感が芽生えるほど、昆虫の生態観察が大好きでした。大学ではクマゼミの分布調査を行い、埼玉県初のクマゼミを発見して博物館申請を行ったこともあります。昆虫の中でも蜂や蟻のような、人間に似た社会的構造を備える「社会性昆虫」の飼育観察はことのほか興味深く、そんな好奇心やこれまでの経験を活かす職業として選択したのが、シロアリ防除でした。

入社後は、現場経験を通じてたくさんの知見を得ました。印象的だったのは、鉄骨住宅であるにも関わらず築半年で侵食されてしまった蟻害が発生した物件です。木製の掘り炬燵部分が地面に近く、適切な予防がなされていなかったことが原因でしたが、予防の重要性が身に染みました。

インタビューの様子 インタビューの様子

現在のこと

現在は社内SEとして業務のDXを推進する立場ですが、昆虫好きが高じてシロアリ防除の世界に踏み込んだように、ITリテラシーが比較的高かったことが現在の仕事につながりました。現状に満足せず、常に情報をアップデートしていくことは、現場においてもDX推進においても同様に重要だと実感しています。

そして今後の目標としては、習得した技術は可能な限り再現性をもたせること。自分の知識だけに留まらせず、誰でも理解しやすい形でアウトプットしていくことで、会社全体ひいては業界全体を押し上げる力になりたいと考えています。

伝えたいメッセージ

メディアサイト「白蟻専科」では、シロアリに関する広範な知識を発信するだけでなく、独自の視点で切り込むコアな話題も取り扱っていきたいと考えています。例えば、シロアリ目線で侵入経路を紹介し、被害拡大要因を分析するコラムなど。外壁のほんの僅かな隙間からでも侵入してしまう生態をリアルに伝えることで、予防の重要性を伝えたいと思います。

そしてこれらの記事において共通して伝え続けたいのが、私が抱く「害虫防除の理想」です。害虫防除はただ農薬を規定量散布すれば良い、という単純なものではありません。対象生物の生態を踏まえ、環境に配慮した防除を行ってこそ、プロの仕事であると思います。簡単なことではありませんが、今後もプロフェッショナルとしてお客様に「保証を売る」信頼性の高い組織を形成していきたいです。